小児歯科治療の方法
1:虫歯の治療(歯牙を切削して各種材料<樹脂・金属など>を埋めます)
2:歯の根の治療(虫歯が大きく、歯根にまで及ぶ際は、根の中を清掃して、神経の代わりの薬を入れます)
3:膿の切開(歯肉の中のバイ菌を出します)
4:簡単な歯の移動(歯並びが少し悪い時は、永久歯のほうしゅつを配慮して、隙間などをつくります)
5:抜歯(永久歯に生え換わる事を熟慮して、安全に抜歯致します。決して、自分でとってはいけません)
6:予防処置(虫歯などにならぬよう、フッ素や薬を塗布して、乳歯を守ります) etc
保護者の方へのお願い
お子様の治療には保護者の方の強い協力が絶対必要です。下記の事柄を厳守して下さい。
1:お子さんの精神的苦痛に考慮して、言ってはいけない事。
@「痛くないから・・・」・・・・・わざわざ、痛いという事を連想させています!
A 治療後に・・「痛くなかった?」・・・・・よく頑張ったね!と褒めてあげて下さい!
B「今日は見るだけ・・・」・・・・・診るだけの事は稀です、嘘をつく親と医師にはしないで下さい。
C「あなたが磨かないから!」・・・・・ほとんどは保護者の責任ですよ!
D「注射だけ我慢すればよいから・・・」・・・・・注射と聞いてよい気持ちはしません!
etc
以上は,最低限慎んでもらいたい言葉です。
初来院前に家族や知人・その他から変な情報を吹き込まれているお子さんの多くは治療が困難な場合
がありますので、ご留意ください。
2:乳幼児期・学童期は乳歯が出始めてから、永久歯に変わるまでの大事な時期です。
@絶対に治療中断なさらないで下さい。お子さんの今後がかわいそうです。
A定期的なリコールは絶対不可欠です。
B何か異変が生じたときは、速やかにご連絡下さい。
3:一番大事な事は医療者との強い人間関係です。
出来得れば医師とのコミュニケーションをとる為、診療室内には医師の要請・許可があるまで、保護者は、
はいらないで下さい。(ケースバイケースですが・・・)
子供を一己の大人として接していたいと思っています。後程、本日の診療についてはご説明致します。
お互いに元気なあいさつから始めましょう!(子育て歯科の実践)
4:治療の困難なお子さんについて
他の医院で診療を拒否されたお子さんや、異常な治療拒否児を今まで全て診てきました。
大半は保護者さん等に問題がある場合が多く、お子さんには何も悪いところはありません。
最初は雑談から、徐々に歯科治療出来るよう、何日かかっても誠心誠意・尽力致したいと思っていますので、
全て私達にお任せ下さい。私は子供が大好き!なので・・・・ご理解下さい!
今まで多くのお子さんたちに接し、その純情な姿勢や澄んだ心・可能性を多く秘めた個性に、
むしろ勇気と感動をもらっています。
教わる事も多く、出来る限り、お子さん達に対しては、父親の気持ちで接したいと思っています。
待合室にはそんな診療を頑張って終えたお子さん達の笑顔の写真を展示しています。